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闇金の手口

以下の闇金融は、トイチ(10日で1割の利息)或いはトサン・トゴ・トナナなどの超高金利を貪る
業者が多いで す。以下の形態以外にも様々な形態があり、さらに日々変化しています。

システム金融
専ら自営業者や中小企業者に対して貸し付けを行う業者です。貸金業無登録で高金利、ダイレクトメール・ファックス ・チラシ等を送りつけ勧誘します。また、過去に商工ローン業者などから借り入れた者のリストなどを入手して勧誘し ます。1度このような業者から借り入れをすると、この業者間独自のネットワークシステムにより、他の同業者から大 量に勧誘のファックスやダイレクトメールが送られてきます。いわゆる業者のたらい回しにあうのです。また、事業者 向けが多いため手形・小切手を担保にとり不渡りを恐れる債務者から高利を取り立てます。大阪や東京を中心に約2, 000社あると言われています。(事例)借金の支払日が近づいている業者に対し、ファックスで勧誘を行い、申込みがなされると審査結果がファックスで送ら れる。契約内容は50万円の融資申込みに対して10日おきに25万円の小切手を3枚切るというもの。


090金融
携帯電話を使うので「090金融」と呼ばれています。基本的に事務所などを持たず、プリペイド式の携帯電話で連絡 を取り、車を使って直接現金の受け渡しを行うので摘発するにしても業者の特定が困難です。 ダイレクトメール・チラ シや電柱にビラを貼り「破産者OK」「ブラックOK」等と記載して個人相手に5万円程度の小口の貸付を行います。


年金担保金融
お年寄りの年金を食い物にする悪質な業者です。年金を担保に融資を行います」「年金立替」などとスポーツ新聞など の広告欄に掲載しています。お年寄りから言葉巧みに「年金証書」「振込通帳」「印鑑」などを取り上げ、お金を融資 したします。この証書などを使って業者側が年金を受け取ります。また、多くの場合完済した後も「年金証書」などを 返還せずに年金を奪い続けるようです。ちなみに年金を担保に融資を受けることは法律上禁止されています。 


自動車金融
「車に乗ったまま融資」などと電柱にビラを貼付けているのが自動車金融です。実体は、まず一旦車の売買契約を締結 して債権者の所有とし、売買代金としてお金を融資します。そして、リース契約を結び債務者に車をリースするという 形にします。このリース料金が実質「高利な利息」となり債務者は車に乗ったまま高利な利息を返済し続けます。滞納 などをすると車の名義は債権者に変えてありますし、合い鍵等も作成していますので、ある日突然に車を持って行かれ てしまうのです。


紹介屋(コーチ屋)
多重債務者に、新しい借入先を紹介するなどと称して、融資額の2〜4割の手数料を稼ぐ業者です。あたかも自分の紹 介で融資を得られたかの様にみせますが、実際は全く関係の無い業者を下調べし、債務者に教えるだけで何もしていな いケースが殆どです。いわゆる金融業者と偽って申込者に他社借入れを斡旋し、その手数料を強要する業者です。(相談事例)融資を申し込むと、うちでは貸せ ないと言われ、ある大手業者を紹介された。そこで50万円の融資を受けた後に最初 の会社に電話をすると紹介手数料という名目で20万円を書留で郵送するように言われた。


整理屋
多重債務者に対して、債務を整理してやると言って近づき、違法な手数料を取って、債務を1本(1社)に整理する業 者です。実際は、いいかげんな手続きが為される場合が多く、ひど い場合は何も手続きをしないこともあります。また 、弁護士事務所が債務整理を行ったように見せかけているが、弁護士事務所は名前だけを貸している場合が多いようです。


買取屋
多重多額債務に苦しむ人に、クレジットカードで換金性の高い商品や高額な商品を買わせ、その商品を換金し、多額の 手数料を要求する業者です。債務者には手数料を引かれた現金が残るが、同時にクレジットカードで商品を購入した借 金も残るのです。(事例)債務者のクレジットカードで50万円分のビデオ、パソコン等を購入させ、20万円で下取り。差額の30万円は買取 屋の儲けとなる。債務者には20万円の現金は残るものの、後日クレジット会社から50万円に手数料を加えた請求が なされる。


チケット金融
高速道路などの回数券を渡し、それを仲間内の金券ショップで換金させ、1週間後に回数券の額面を回収するというも のです。換金率は概ね80%弱、つまり、金利は1週間で20%強、年利にすれば1,000%を超えるという仕組み になっています。


カラ貸し
実際、金を貸していないのに、電話や電報などで脅迫めいた取り立てを行い、強引に金を振り込ませる。


押し貸し
金融業者が勝手に債務者の口座に金を振り込んで、暴利での返済を迫る。闇金融からお金を借りると、厳しい取り立てにあい、金利を工面するために、違 う業者から借金を繰り返して、結局 最後には自己破産してしまう人が急増しています。闇金融などからお金を借りて後悔する前に、次の点をチェックし て業者を慎重に選ぶことが大切です。 


○ 登録業者であるかを確認する。
(貸金業者は営業所内に「貸金業者登録票」及び「貸付条件表」の掲示が義務付けられています。しかし、登録業者で も法定金利「年20パーセント」を超える利息を要求する所もあるので要注意。) 
○ 利息計算、返済方法、手数料などをきちんと説明できる業者かをチェックする。
○ その他、ダイレクトメール、電話、チラシなどのうまい話に惑わされないようにしましょう。
闇金融などを利用して、現に暴力や脅迫による取り立てを受けている場合は110番して下さい。
また、法外な金 利を取られたりした場合は、最寄り警察署の生活安全課や警察安全相談係までご相談ください。


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